アメリカは11月末からホリデー商戦でショッピングへの誘惑がすごくって、まんまとのせられて買っちゃったよ、Samsung Galaxy Note 10+!GoogleのPixel 3aを買って満足してたんだけど(『Google Pixel 3aの実力いかに?使用歴3ヶ月目のレビュー』)、3つの理由で買い替えました。お高いから買う前、かなり悩んだけど、欲しかったそもそも3点の理由からは大満足だったっていう結果を満載写真とともにレビューします。では、行ってみましょう。
Galaxy Note 10+ってどんなスマホ?
韓国のメーカー、サムスン電子のスマートフォン、「Galaxy ギャラクシー」シリーズの中で、ペン(スタイラス)がセットになっている「Galaxy Note ギャラクシー・ノート」というシリーズの最新にして最高峰スペックを誇る高級スマホ。
Galaxy Note10 ギャラクシー・ノート・テンと Galaxy Note 10+ ギャラクシー・ノート・テン・プラスの2機種が、私が住むアメリカでは2019年8月に、日本では10月18日に同時発売。(Note 10 Plusと表記されることもあるけど、読み方は同じ。)
Note10とNote10+の違いはサイズ。Note10の方がNote10+より小さいけど、ともに6インチ越え(笑)で、それぞれ6.5インチと6.8インチという大画面スマホです。
今回、私が購入してレビューするのは、6.8インチの大きい方、Galaxy Note 10+ ギャラクシー・ノート・テン・プラスです。
公式ビデオはこちら。
Galaxy Note 10+を買おうと思った理由
私の直近3代のスマホ遍歴は、Sony Xperia Z3(5.2インチ)を落として壊して、Xperia XA Ultra(6インチ)を買って、気に入ってたけど、やっぱりでかいんで、小さいのが欲しくなって、カメラのクオリティの評判もコスパもめちゃくちゃよかったGoogle Pixel 3a(5.6インチ)という流れ。
今、あらためて気づいたんだけど、画面のインチ数をふりかえると、小さくていい!と思って買ったPixel 3a、別にとりたて小さいわけじゃないのね。でも、時代とともに画面は大きくなったけど、本体サイズは小さく、薄く進化してるので、やっぱ小さくてよかったんですよ。
でも、通勤する生活になって、電車内で毎日読書してると、でかい画面のスマホの方がいい。6.8インチあるNote10+欲しい!となってきたわけです。
でも、高いじゃない?日本だと12万円越え。私が住むアメリカだと定価が1200ドルで、セールしてると999.99ドルとか。お高いわよね。ベース価格が高いと、消費税も高くなるから割増感はんぱない。特にスマホを使い倒すライフスタイルでもなく、主な目的は、読書と写真。プラス、同僚が機種名知らないけど、NoteでSペン使ってるのが便利そうだったので、スタイラスペン付き欲しい、スマホに格納できちゃうなんていいじゃない?と。
で、深く(笑)考えてみた結果がこちら。
Galaxy Note 10+をゲットすることで
- iPad Proとかタブレットはかさばるから持ち歩きたくないけど読書がしやすくなる。
- 一眼レフとかミラーレス一眼を仕込んででかけるほど気合がないときでも、スマホは絶対持ち歩くから、SNSやブログでさくっと使えるいい写真が撮れるカメラを常時持ち歩けることになる。
- 筆記用具と紙のノートの持ち合わせがなくても、メモれる(スマホでタイプが遅い私。。。)し、スケッチもできる。
「そっかー!この値段、払う価値あるある〜!」と自分の中で正当化できたので、ぽちりました(笑)
Galaxy Note 10+を買ってよかった点3つ
買ってみて、欲しかった理由の全ては念願が叶ったという感じ。期待通り満足している内容を詳しく説明してみます。
大型ディスプレイなのに思ったほどでかくない!
実機を見たことも触ったこともないままオンラインで注文し、お店で受け取る方法を今回はとりました。自宅に持ち帰って、開封しての第一印象は、「あれ?小さい?」でした(笑)
上の写真を御覧ください。その順で大きさ感にかかわるスペックをまとめたのが下記の表。持ってないので並べた写真はないけど、Galaxy Note 10+と大きさも値段も似ていて、世間での認知度の高い iPhone 11 Pro Max、参考のため入れておきました。
スマホ機種名 | Google Pixel 3a | Galaxy Note 10+ | Sony Xperia XA Ultra | iPhone 11 Pro Max |
発売時期 | 2019年5月 | 2019年8月 | 2016年2月 | 2019年9月 |
ディスプレイ | 5.6インチ | 6.8インチ | 5.2インチ | 6.5インチ |
サイズ 高さx幅x厚さ |
151.3 x 70.1 x 8.2 mm | 162.3 × 77.2 × 7.9 mm | 164 x 79 x 8.4 mm | 158 x 77.8 x 8.1 mm |
重量 | 147 g | 197 g | 202 g | 226 g |
こうして比較すると、Galaxy Note 10+って、開封時の印象どおり、ディスプレイ大きいスマホなのに、いかにコンパクトなのかがわかります。
Xperia XA Ultraは一昔前のスマホなので、大きさや重さを比べるのはフェアじゃないけど、それでも、この時代にして、ディスプレイが横に関しては結構ぎりぎりまできてて、なかなかの健闘ぶりではないですか。ふと、この画面比率、読書には向いてて、ちょっと愛着が復活したりなんかして♥私が選んだだけのことあるわ!
シビアに発売が同時期のiPhone 11 Pro Maxと比べると、Galaxy Note 10+の方が画面は大きいのに横幅ほぼ同じで薄く、なんと、27グラムも軽いんですよ。高級感あるのに軽いって、すばらしいじゃないですか。
左の写真がiPhone 11 Pro Max。角が丸くいし、画面も端までいってないんですよね。Galaxy Note 10+は、前から曲面ガラスになってて、側面の途中までがスクリーンみたいになってて未来的デザイン。そして、ノッチっていいますけど、楕円で囲んだ部分がすっきり普通に一続きのディスプレイ。
iPhone 11 ProもPro Maxも剃りこみ(笑)入ってる。これ、アップル的には隠したいのか、公式で使ってるイメージ写真も製品写真も、写真もビデオも背景黒いのを使っててわかりにくいポイントです。
というわけで、ここまでiPhoneと比較するつもりはなかったんだけど、比べて満足度がアップしました(笑)Galaxy Note 10+は、大きいけどディスプレイが有効活用されたデザインで、スマホ本体に無駄がないです。
カメラの性能が良い!
デジタル一眼レフはCanon EOS 6D、ミラーレス一眼カメラはFujifilm X-T20を使って作品づくりをしてる私ですが、どちらのカメラも普段いつも持ち歩いてるわけではない。その理由はシンプルで、重いし、かさばるからw
「今日は撮るぞ〜!」っていう気合いれることなく、気軽に常時携帯するカメラが欲しいなーとは思ってったんです。例えば、このピザの写真とか、会社の近くでふらっとランチした時にGalaxy Note 10+で撮りました。撮ったままです!!さくっと表示できるの優先で、Jpegであまり高い品質じゃなくて保存したものです。十分じゃない??
こういう写真、結局何に使ってるのかっていうと、ツイッター、ブログ、Lineで家族や友達に見せるためなんですよね。しょぼい写真は嫌だけど、ものすごい努力してすごいハイクオリティの写真じゃなくても、別にいいよね。
デジタルカメラを使うと、どうしても Rawフォーマットで撮って、コンピュータにUSBで取り込んで(Rawファイルって重いのでWiFi使う気がしない)、Lightroomでインポートして、露出やカラーバランスやらあれこれと、ついレタッチやってしまうので、大変なわけですよ。(何言ってるかわかんない場合は、えらい手間かかるんだなくらいに解釈しておいてください。)
あまり細かいこと考えなくてスマホかざして、タップするだけのお気軽さ。全然努力しなくて、このレベルの写真クオリティ。大満足ですよ。
しかもスマホだから常時ネットにつながってて、自動でクラウド使ってアップロード保管されてて、その場で即シェアできるって点では、スマホのカメラが俄然便利なんですよね。
デジタルカメラだと、いくら小さいサイズのでも、結局、余分に持つものだから、やっぱ気が向かないとうちに置き去りにされる。それに比べてスマホを持たずにでかけることは、絶対ないんで、そのスマホに優れたカメラがついてるのが最強なんです。
フォトグラファーがよく引用する格言に「The Best Camera Is The One That's With You(一番いいカメラは、今、あなたが持ってるそれだ)」というのがあります。いくらいいカメラでも、撮りたい時に持ってないと意味ないんですよ。当たり前だけどw
というわけで、2019年12月時点で、アメリカで入手できる最高レベルのカメラを備えたスマホをリサーチ。
巷ではいろんなレビューサイトがあるけど、カメラ関連で私がいつも参考にするのは、カメラ、レンズ、スマホにおいては徹底した客観的方法での検証ランキング・レビューサイトとして知られるdxomark.com。
これによると、一位はHuawei Mate 30 Pro 5G。ライカのレンズなのよね。そこにめちゃ惹かれる。でも、ファーウェイのスマホは、政治的・セキュリティ的理由でアメリカでは販売禁止なので選択肢として存在しない。
次点はXiaomi Mi CC9 Pro(グローバルモデルの機種名はXiaomi Mi Note 10)で、これはこのレベルの性能のスマホとしてのコスパがすごいけど、輸入で買うのは不安だし、時間かかるし、そもそも、108メガピクセルの写真って、すごいとは思うけど、、、1億800万画素www 「いるか?」っていうか、スマホでさくさく撮ってちゃきちゃきアップしてってやりたいっていうニーズからすると、このファイルの大きさはむしろデメリットかも。
ファイルサイズが大きいと、クラウドにアップロードするにも時間かかるし、レタッチちょっとするにも時間かかるし、ハードディスクもすぐいっぱいになって困る。機動力の方を優先したいな。(まぁ、実際に撮った写真を目の当たりにしたら、あっさりこのポジションは変わる可能性あるけどね。)
となると、iPhone 11 Pro Max? うーん、いいかもしれないけど、あの3つ口コンロみたいなデザインが生理的に無理。私、トライポフォビアなの。ちょっとでっぱったりひっこんだりしてるものの集約恐怖症なのです。アップルよくあんな不細工なデザインのもの、出したなぁ。しかもベゼル付き。毎回iPhoneは次世代が発表される度に注目はしてるんだけど、毎回いろんな理由でパスしてきたけど、今回もお見送り。
というわけで、総合的にいって、心は元々Galaxy Note 10+だったけど、カメラオンリーの観点からも消去法的にGalaxy Note 10+になりました。
折角ですので、もうちょっとカメラの技術的な側面と実例サンプル写真もご紹介します。
まず、特徴としてあげられているのが、クアドレンズ。「クアド」は、「トリプル」の次、4つって意味です。自撮り用(下の写真左)前面10メガピクセルのカメラとは別に、背面には望遠カメラ、広角カメラ、超広角カメラ、そしてDepthVision=深度測位カメラ、計4つのカメラがあるんですね。
なんて、知ったかぶりで書きましたが、レンズが背面に3つ、フラッシュと別にまだなんか2つあるなっていう認識しか、実はなかった(笑)
なので、とりあえず、開封してちょっと使ってみた第一印象を書く記事では、深く踏み込みません。3つの違うカメラを使って撮って出し。アプリでの加工なしで、同じ被写体を撮った写真を4枚サンプルとしてアップしておきます。
まずは超広角カメラ。1600万画素(16メガピクセル)。視野角が約123度。
ニューヨーク市ブルックリン区の大きな公園、プロスペクトパークにあるオードボン野鳥センターと池。超広角って、広大な大自然の風景を撮るときだけでなく、これ以上後ろに下がれないような狭い店内でインテリアや、団体集合記念写真を撮ったりする際、とにかく写ってくれないと困るもの全てを写真内におさめるのに超役に立ちます。
フルサイズ・カメラ用のレンズで換算すると12mmのレンズ。これは超広角っていうか、魚眼級じゃない?でも、周辺が歪曲した感じもないし、よいですね。
次が広角カメラで1200万画素(12メガピクセル)
そして、望遠カメラで1200万画素(12メガピクセル)がこちら。2倍ズーム。
望遠カメラにして、ディスプレイ上で、親指と人差し指で、うがっと開いてズームしたのがこちら。
これは光学ズームじゃなくて、望遠カメラのデジタルズーム。つまり、トリミング切り出しただけのものだから、望遠で撮っておいて、画像処理ソフトでトリミングするのと同じことなんで、カメラの評価にはあまり関係ないけど、まぁ、お手軽に「撮る」プロセスでできた例として、おいておきます。
私、カメラはもっぱら写真用で、動画あまりやらないんだけど、ホリデーシーズンのニューヨーク、通勤途中にほっこりしたのでツイッターであげたら、9600回も再生されたのがこちら。
ただ、向かいのプラットフォームから撮りました。距離もあるし、ニューヨークの地下鉄構内だから他にノイズもあるのに、録音したい音だけが録れるっていうズームインマイクって機能のお陰?チェロとバイオリンのアコースティックな温かみのある音の雰囲気が表現できてて、驚いたわ。(多分、これ、レンズが汚れてたんだよね。もやってるのが残念^^;)
今後は、動画も撮ろうかなって気にさせてくれたGalaxy Note 10+。カメラの性能、静止画像も動画も大満足の結果でした。
Sペンでメモがとれて、デジタルにテキスト変換が便利!
いろいろなものがどんどんデジタル化されて、ペンで紙に書きつけるということが激減した時代を私達は生きてるけど、手書き、好きなんですよね。スマホでタイプするのが苦手というのもあるけど、この手書きの良さと、デジタルの便利さを併せ持ったのがGalaxy NoteシリーズのSペンだと思うのです。
まだ使いこなせてないけど、ノートとペンを持ち歩いてなくてもメモれる。落書きできるって、いいです。
そう思って、初代iPad Proに、Appleペンシルを買ったんですけどね、持ち歩きませんわw
だから、絶対に肌身離さず持ち歩くスマホにスタイラスというコンビが最強。しかもすぽっとスマホの底面に完全に格納される仕組みだから、忘れることがない!
写真撮った上に、落書きしてみた。楽しい(笑)筆圧4,096段階。これは使いこなせるようになりたい!!
他には手書き文字をデジタル・テキスト変換する機能もあるんで、ちょっとメモを書いたのを、あとでブログに使ったり、ToDoリストのアプリにコピペしたり、何かと便利な使い方ができそう。私の書き方がいい加減で、ちょっと変換失敗してるけどねーw
Sペン、写真撮るときのリモートレリーズに使えたり、ジェズチャーでスマホが操作されたり、ARに3Dのイラストですって?いろいろな機能があるんで、開拓していくのが楽しみだわー。
おまけのUSBイヤホン
記事の内容的にも、文字通りおまけ(笑)3.5mmイヤホンジャックがないお詫びの印なんでしょうか。USB-Cプラグに挿して使えるイヤホンが付属品としてついてました。完全ワイヤレス・イヤホン持ってるから、別にいらないけど、まぁ、充電してなくてもいつでも使えるし、ありがたいかな。
ごめん、こういうの疎くて知らないメーカーでしたが、AKG(アーカーゲー)って有名っぽい。得した気分。AKGチューニングマイク付高音質イヤホンですってよ。
コードが紐みたいになので補強されてるのもいいね。
使ってみたけど、なかなか良い音でした。
サムスン Galaxy Note10+スマホ・レビューまとめ
実は、ちょっと後悔してる点が。。。いつもスマホ、黒を買うんですよね。で、今回も「オーラ・ブラック」を選びました。っていうか、実は、ブルーを注文したつもりだったんだけど、なんかあちこち見て、迷ってカート入れたり出したりしてて夜も遅くなって、頭が朦朧として、ぽちったのが黒だったみたいで。。。
返品しても良かったんだけど、その時間がとれなくて、そのままオーラ・ブラック使ってます。背面が何色でもスマホケースに入れちゃえば見えないから、それはどうでもいいんだけど、Sペンが黒いのが、なんかつまんない。ブルーが良かったわ。バカバカTT
自分のせいだけど、その点以外は大満足なスマホ買い替えでした。Galaxy Note 10+、ブログ書いたり、SNSで発信したい、写真気軽にじゃんじゃん撮りたい私のような人に楽しい日々を与えてくれるスマホで、おすすめします。
現場からは以上でした!