ニューヨークに住むようになって、地下鉄もバスも時刻表どおりにはしってないし、腕時計をしなくなりました。待ち合わせも日本ほど厳しくないし(笑)でも、スマホをいちいち出して時間を確認するより、腕に時計がある方が便利だなと2年くらい前から思いはじめて、どんな時計を買おうかなと思ったら、いろいろありすぎて選ぶの大変じゃないですか!
そこでスマートウォッチ。スマートウォッチの中から選ぶことにしたら、ぐんと選択肢がせまくなり、俄然買う気が満々に。(実際は誕生日に買ってもらったんだけど)
というわけで、リサーチ開始。それで、アップルウォッチ、今まで全く興味がなかったのに、単にスマートウォッチっていうだけで検討してみることになったのですよ。でもね、fitbit versa のスペシャル・エディションを買い(〜正しくは誕生日に買ってもらい)ました。
アップルウォッチとfitbit versa を比較検討の結果、fitbit versa スペシャル・エディションになった理由を書きます。
私が持ってるフィットビットはこれ↑
【誰向け?】アップルウォッチiPhone持ってる人だけ vs fitbit versa なんでもこい!
タイトル通りです。iPhone持ってなくてアップルウォッチが欲しい人はいきなり試合終了(笑)あぁ、残念。もちろん、ガラ携しか持ってない人もアップルウォッチ使えません。iPhoneを所有してないとアップルウォッチが使えるように設定できないので。
使える状態にした後はiPhoneなしでも、セルラー付いてないGPS機能のみのアップルウォッチでもできることはあるんですけど。
一方、フィットビットは、fitbit versa に限らず、アンドロイドでもiPhoneでも、どちらのスマートフォンでも使えます。スマートフォンを持ってなくても、タブレット(アンドロイドならどのメーカでも、iPadでも)やコンピュータ(WindowsでもMacでも)があればセットアップできて、使用開始できます。
私、アンチ・アップルでもなんでもないんですよ。マック歴24年。今、これを書いてるのもiMac。ノートブックも歴代マックで、今はMacBook。電子書籍読書用のタブレットは、iPad初代、iPad mini、iPad Pro 9.7インチと買い進んできました。ずぶずぶのアップルユーザーなんですが、スマホはソニーのXperia。その前はサムスン。ずっとアンドロイドで、iPhoneだったことが一度もないんですよね。
流石にアンドロイドのスマホから設定ができるとは思ってなかったけど、iPad Proあるからなんとかできるのかなと思ってました。インスタグラムはじめ、多くのiPhone用アプリは、同じiOSのiPadにインストールできて、画面が小さくなるのもあるけど、iPhoneと同じことができるんだから。でも、そうじゃないらしい。
入り口狭い。敷居高い。流石アップルさん!
【サイズ比較】アップルウォッチ大きすぎ vs fitbit versa コンパクトで操作性良し!
iPhone買わない限りアップルウォッチという選択肢がないのは棚に上げて、延々アップルウォッチがダメな理由をあと4つ書きます(笑)2つ目は、ケース(バンドをのぞいたスマートウォッチ本体)のサイズと比率です。
アップルウォッチと、fitbit versa のサイズを比較してみましょう。アップルウォッチの重さはケースの種類、セルラー付きかどうかによって違うので、最小と最大の値になります。
Apple Watchシリーズ3 | Fitbit Versa | Apple Watchシリーズ4 | |||
---|---|---|---|---|---|
42mmケース | 38mmケース | 44mmケース | 40mmケース | ||
縦 x 横 |
42.5 x 36.4 mm |
38.6 x 33.3 mm |
39.3 x 39.3 mm |
44 x 38 mm |
40 x 34 mm |
厚さ | 11.4 mm | 11.2 mm | 10.7 mm | ||
重さ | 32.3~52.8 g | 26.7~42.4 g | 38 g | 36.7~52.8 g | 30.1~42.4 g |
表示面積 | 740平方mm | 563平方mm | 581平方mm | 977平方mm | 759平方mm |
私の手首、周囲が13.5cmで、幅が5cmくらい。スマートウォッチをはめた時に大きさとして気になるのは縦の長さ。横はそんなに気にならないんですよね。でも、時計として考えて、横に長いと手首に当たるし、バンド幅広になるし、収まり悪いんで、fitbit versa みたいな正方形は、縦を短くしつつ、画面の表示面積を最大にするためには理にかなった結論。
単純に縦のサイズ比較をすると下記の順。
アップルウォッチ3の小さい方(38mmケース)ならfitbit versa よりも0.75mm短いけど、シリーズ3の方がちょい分厚い。総合力でfitbit versaに軍配あげる。
というのは、fitbit versaが大きすぎて嫌、重いから疲れるというふうに感じたことは一度もなく、それでいて、意外にも画面がきれいで、Gメールの通知や、ニューヨーク・タイムズのヘッドラインが楽々読めちゃう十分なスクリーンの質と面積。とてもバランスがいいです。
スマートウォッチという性質上、スクリーンをタップしたりスワイプしたりして操作することを考えると、fitbit versa は絶妙な大きさです。これより小さいと扱いにくかったり、情報量的に不足しそうだし、これ以上大きい(縦に長い)のは、手首の幅があまりない人には不格好かなというのが使用歴9ヶ月ちょいの私の感想です。
【バッテリーもち比較】アップルウォッチ18時間 vs fitbit versa 96時間
アップルウォッチは、シリーズ3も、シリーズ4もバッテリーが18時間しかもたない。それに比べ、fitbit versa のバッテリー駆動時間は4日。96時間以上。っていうか、使い方によるんでしょうけど、私の場合、105時間もってる。
そもそも、腕時計って便利かなっていう思いつき(20年以上してませんでした)の延長線上でスマートウォッチが気になり始めたんです。でも、いきなり高いの買うほど欲しいかよくわからなかったので、安い中国メーカーのを最初ゲットしました。そしたら、一日しかバッテリーもたない!毎日充電するのが面倒くさすぎてすぐに使わなくなりました。時計を充電するという習慣がないから、忘れるんですよ。そしたら、時計として使えない、だめだこりゃ!ってなりました。
そういう経緯があるから、スマートウォッチ欲しいな、アップルウォッチってどうかな〜?と思って、真っ先にバッテリーのもち時間を調べましたよ。最長18時間って公式ページに書いてあった。毎日充電しないといけないとなると、いつするの?寝てる間?そしたら、睡眠状態の計測とかできないね。これは、、、使い物になりません。
たった一泊の旅行するにしても、アップルウォッチだったら充電器持参になるけど、fitbit versa だったら三泊四日までなら余裕で本体だけで行けちゃう。身軽でいいよ〜。
しかも、バッテリー切れてから100%までフルチャージするのにアップルウォッチは2時間半かかる。対してfitbit versa は2時間。
fitbit versa は、アップルウォッチの5.3倍バッテリーのもちがよくて、充電に必要な時間が30分短くてすむということになります。
ノートブックは電源アダプターさして使えるから、バッテリーのもちが悪くてもなんとかなるけど、スマートウォッチは、いつも身につけて出歩くものなんで、バッテリー駆動時間は、スマートウォッチ選びの重要なポイント!!
【デザイン比較】アップルウォッチ目立ちすぎる vs fitbit versaしっくり
大きさ比較は、アップルウォッチ・シリーズ3の小、38mmケースの方がfitbit versa より小さいというのがわかったんだけど、多分、リューズの部分(ホームボタン/デジタルクラウン)、あのでっかいポッチのせい。
アップルウォッチのデジタルクラウン、でっぱってるやら大きいやらで、すごく目立つっていうか、気になるんです。
時計のリューズとしてはアンバランスに大きく強調されたデザインで(操作機能状の配慮とは思うけど)、アップルウォッチ独特のデザインだから、印象が強いです。
特にセルラーの方は、デジタルクラウンが赤いデザインなので、服装とか、顔より、あの赤いポッチに真っ先に目が行きます。(個人の習性です。)
アップルウォッチ・シリーズ4の方は赤い部分がなくなって全体的に落ち着いたデザインになったけど、物理的に大きいから、言わずもがな目立ちすぎ。体が大きい人がはめてるとそうでもないけど、私の貧弱な手首にはノーサンキュー。
ヘビーなアップル・ユーザーではあるんですが、私生活の私の見た目に、なんであれ強力な企業イメージ、ブランドイメージがあるものって、出てきてほしくないなと。
その点、fitbit versa は、ある意味ダークホースといいましょうか。あまり知られてない(笑)外歩いてて、地下鉄乗ってて、人の多いところにいってもかぶることがほとんどなく、他者からラベル付けされない気楽さ、自由さがあります。
(今はシリコンバンドに替えちゃったけど)デフォルトのファブリックのバンドだとデジタルガジェット感がやわらいで、普段のカジュアルファッションでもしっくりなじんでくれます。
「なじんでる=目立たない」で、満足しています。
【値段比較】アップルウォッチ3安い方34,333円 vs fitbit versa高い方26,636円
額面だけで高いか安いかは語れないとはいえ、アップルウォッチ3の38mmケースGPSモデルは34,333円で、アップル4の44mmケースGPSモデルは52,693円。GPS+セルラーモデルともなると64,573円(アマゾン調べ)ということになりますが、セルラー付きの方は、fitbit versa にはセルラー付いてないから、ちょっと比較対象外ということで。
アップルウォッチGPSモデルと比較して、fitbit versa ができないことって、Siriの音声操作くらいのもの。で、そのSiriって、私、iMac、MacBook、iPad Pro使ってて、ほとんど使ってないし、外にいて、時計に話しかけるとか、絶対しないと思うし。。。
あとは、Suicaが使えるかどうか。アメリカ在住なんで。。。(笑)fitbit versa スペシャル・エディションだとクレジットカードはアメリカで使えてます。
アップルウォッチ4だと転倒検出ができるけど、私は必要ないし。
逆に、fitbit versa じゃないとできない睡眠計測・記録とか(→『【fitbit versaレビュー】睡眠ステージ計測・記録アプリで朝起きが楽しい!』)、女性なら生理周期の記録・管理とか。
とにかく、この7,697円〜26,057円(約2倍!)もの差額を払ってでもアップルウォッチが欲しい強力な理由がないっす。
【まとめ】買ってすぐ使えるシンプルにして必要十分な機能でコスパ高いのがfitbit versa
アプリの話をすると、アップルウォッチの場合、fitbit versa よりもサードパーティーの選択肢が膨大なので、fitbit versa でできるよなことと似たことはできるのかもしれません。でも、そういうサーチをしてはインストールし、試しては、なんかバグあるなとか、デザイン気に入らないなとかでアンインストールしたり、うわ、アプリ内課金されちゃってたとか、煩わしいんですよね。
私が愛用してるのはスペシャル・エディションだけど、クレジットカード機能が不要であれば、普通バージョンでも。
レベルの高いものが、あらかじめ揃ってて、なにも学ばなくてもサクッと使い始められる。健康増進に大貢献。それでアップルウォッチより全然安い!コスパいい!というのがfitbit versaのいいところです♪
*fitbit versa の本体日本正規品、fitbit公式ストアページ。お値段も正規品の方が安く、保証もついてくるんで、並行輸入品を買う理由がないw