フリーランスを10年以上続けてきたアメリカ在住50代の私ですが、この度、転職が決まりました。しかも、未経験のIT業界で。お給料(時給)も大満足。そんな幸運を、いかにしてゲットしたのか?50代の人だけでなく参考になるかな。転職成功体験談をシェアしたいと思います。
50代でフリーランスから転職したアメリカ在住の私の職務経歴
ずっと仕事をしてきて50代となると、誰でもいろんな職務経験があると思います。私はずっとクリエイティブ系で働いてきました。日本で2社。アメリカでは1社+出向1社で会社員経験。その後、インターネットビジネスで独立起業したけど日の目を見ないまま消滅。最近10年は、フリーランサー&自営業でした。
さらっと箇条書きにするとこんな感じ。
- 年齢:50代
- 性別:女
- 最終学歴:文系四年制大学
- 日本での職歴:編集、広告の制作(プランナー、グラフィックデザイナー)
- アメリカでの職歴:アメリカベースの日系ウェブホスティング会社で、ウェブデザイナー
- 転職時点での職業:フリーランスでウェブデザイン、サイト運営、オンラインストアをひとり運営
- 英語力:TOEIC 850点(10年以上前にぶっつけ本番でお試し受験したときのスコア)
私が大学卒業して就職した頃は、会社員として定年まで勤め上げるというのが割と普通の時代でしたが、編集やデザイナーといったクリエイティブ系の仕事=専門職だったので、より面白い仕事、よりよい待遇・年収を求めて転職するのは当然って感じでした。
フリーランスから転職しようと思った理由
いくつかありますが、経済的な安定がほしかったというのが第一です。結婚していて、夫が定職に就いているので、仮に無職でも、のたれ死にすることはないけど、シングルインカムより、当然、ダブルインカムの方が安心です。あと、自尊心ってもんが。専業主婦のことを悪くいうつもりはないですけど、子供なしの人生を選んだので、自分は自分のキャリアを持ちたい。成功したいという気持ちがありました。
フリーランサーでも、安定してやっていけてる人はいるし、成功してすごく稼いでいる人は沢山いると思うのですが、私の場合は、長期でやっていた仕事が突然なくなったというのに、営業かけて、新規開拓する気力が持てませんでした。
オンラインストアを、もっとがんばって収入をあげるという選択肢もあったんですが、同業と競争しつづける未来を想像したときに、同じこ仕事内容だとモチベーションも続かない、しんどい、飽きた。。。という状況。
フリーランスにせよ、自営業にせよ、上司がいて仕切ってくれるものじゃないので、終わりがない。平日も休日も朝も夜中も、仕事中と仕事外の線引きができない。
働く時間からなにからすべて自分で決められる自由があるのはメリットだけど、フリーランスも自営業も有給なし。仕事をしていないと収入が下がります。
なので、ずっと超忙しいときと、暇なときの波がすごくて、若い頃はそれで良かったけれど、夫が正社員の会社員やってるのを見て、オンオフ切り替えできるスタイルで、はっきり仕事から切り離されたオフの時間を持ち、そこで好きなアートや趣味を思う存分やりたいなという考えになったというわけです。
どうやって転職情報を得たのか? 答えはネットの求人サイトです。
アメリカの求人サイトでは一番有名?な indeed.com というサイトです。日本版もありますね。
メールアドレスを登録、探している職を検索でしぼりこむキーワード(職種名、エリア、給料や時給、正社員かバイト/パートタイムか)を設定しておくと、毎日新しい案件がメールで送られてきます。
履歴書もサイトにフォーマットがあるから、記入していけば完成。多分、本当はWordとかで作ったフォーマルなものを用意しておいた方がいいのでしょうけど、アメリカなので、この辺の形式的なことは、雇う企業の側もさばけてるのかもしれません。
転職情報を探しはじめて直面した問題
そもそも職探しを始めた時点では、ちょっと安定収入を確保するためにパートの仕事を探していました。
でも、そうすると、、、これなら私も、っていうか、かなり誰でもwできるなっていう仕事はお安い!一日7〜8時間を週に3日働くといくらになるの?って考えて、萎えました。それだったら、今ある時間の自由、手放したくないなって(笑)世の中厳しいっすね!
というわけで、え〜、、、今更、通勤するの?って腰が引けたままだったけど、正社員というか、週5日普通に働くスタイルも選択肢に加えました。
毎日、何度となく転職サイトでいろんなのをとにかく見ているうちに、どういうジャンルが儲かってて、どういうジャンルは厳しいのか、世の中の情勢みたいなのも感じられて、なかなか社会勉強になってよかったです。
転職するために必要な職務経歴
困ったのはこれです。どこかの企業に転職しようとすると、新人じゃない(なんせ50代です)ので経験、キャリアが求められます。フリーランスでは、長年、一企業のサイトをメインにやってきたので、ポートフォリオとして制作実績を示しにくい。
入れ替わりの激しいネット業界に長く身をおいていたので、昔やったサイトや、仕事先のサイトは、ドットコムバブル崩壊で、その会社自体がもうなかったり。
自営業で、一人で仕入れからサイト制作、管理、カスタマーサポート、発送まで全部やってるっていうのは、誇れることではあるものの、器用貧乏? なにか一点にフォーカスして見るとずば抜けてるとは言い難い。
いろいろなことを広く知っているのは、マネージメントするには必要なことだけど、マネージメントを会社員としてやった経験はない。
企業で求められているポジション枠に、自分のスキルが特殊すぎて当てはまらないのに愕然としました。
年齢、性別の壁
日本では履歴書に生年月日書いて写真貼ったりするから、50代になると、50代向けの仕事という大前提で幅がせばまるかもしれません。特に、明らかな差別ではないかもしれないけど、女性だと難関になるとか。
でも、アメリカの履歴書には、モデルや俳優への求人でもない限り写真もはらないし、性別も書かないので、50代なのも女性なのも全然マイナスにはなりません。
求められている仕事に必要な要素を満たして、それをやりたい人が応募して、採用される。非常にフェアで、この点は、海外就職、特にアメリカはラッキーです。(ま、履歴書見たら、年齢も性別もだいたいわかっちゃうんですけどね。)
やっと見つけた転職先
事務くらいできるだろうと思ったら、ずっとMACユーザー・・・(笑)コンピュータ得意なので、ちょっとやればWindowsはできるようになると思うけど、現時点でエクセルにワードに、マイクロソフトOffice、完璧!とはとても言えない。
となると販売員? レジ打ち?
体力は大丈夫かな。重いもの運んだり、ずっと立ちっぱなしだったり。50代だけど、、、できると思う。
でも、まがりなりにも、いつもプロとしてがむしゃらに働いてきたスキルとはかけ離れた転職で、気が進まない。
転職サイトからのメールが届くたび、求められる職務内容やスキルのリストを見て、これとこれとこれはあるけど、あぁ、これが欠けてるなぁ・・・と落ち込む毎日でした。
が、みつかりましたよ!IT系のお仕事が。
募集要項の全てに合致したわけじゃないけど、未経験者には研修あり。研修中も時給がつく。その時給が、販売員やレジ打ちよりずっといい。
普通、自腹でプログラミングの学校行ったり、コースとったりするのが、研修で学べるなんて、願ったり叶ったり。
実は、この仕事に応募する前、興味があるお店の販売員のパートに履歴書送った過去があったのですが、すでに決まってしまっていたのか、私の履歴書は開封さえされず、音沙汰なしだったんですよね。連絡来なくてよかった(笑)
そのポジションの時給X3倍だし、将来性あるし、やりがいある!!
応募して採用の連絡をもらったときは、小躍りしましたです。
アメリカで転職が決まるまでを時系列で説明
具体的な月日は書きませんが、転職が決まるまでのプロセスは、以下のような流れでした。
Day 1 | 求人サイトで募集案件をみつけて、サイトから履歴書を送信 |
Day 2 | 履歴書が開封される(求人サイトの機能で、おしらせがくる) |
Day 4 | メール受信:当日電話インタビューのアポ、営業と電話インタビュー |
Day 7 | メール受信:技術者との面談アポ |
Day 9 | 技術者と面談。お礼メールを担当者に送る。 |
Day 10 | 採用通知(担当者からのメール) |
その後、採用通知から一週間後に研修スタート。
アメリカならではなのは、仕事がスタートする前に、犯罪歴チェックとドラッグ・テストがありました。
犯罪歴チェックは、そういうサイトがあるので、自分で個人情報を入力して送信して、即刻送られてくる結果のPDFファイルを会社に提出。
ドラッグテストは、麻薬とかやってないかをチェックする尿検査。そういうの専門でやってる診療所があるので、オンラインで登録して予約をとって、出向いて、プラスティックのカップ渡されるので、トイレで尿をコップに入れ、それを提出。数日後だったのかな。結果は会社に直接送られます。
これらにかかる費用は、会社持ちでした。まぁ、当然といえば当然。
着々と準備が整って、うわ〜、もうすぐ本番初出勤かー!というところまできて、まさかなんだけど
仕事はじまりが延び、待機中(笑)←今ココ
です。
50代、未経験で転職できた理由【まとめ】
長々書きましたが、転職のために仕事探しをして思ったのは、仕事っていっぱいある(笑)
求められる職歴・経験・スキルもいろいろ。それに対するリターンである待遇やお給料、時給もいろいろ。
転職するなら、今よりよい何かをゲットしたいですよね? そのチャンスはあります。コツは、とにかく探すこと。気長に、ねばって、募集要項をしらみつぶしに探し、現在の自分がチャレンジできる、フィットする最適なスポットを見つけることです。
転職サイトに登録し、とにかく毎日、めぼしいのをチェック、チェック!
見て減るもんじゃなし。応募して減るもんじゃなし。ダメ元でとにかくトライすることだと思います。
これだー!!!っていう転職先が、あなたにも見つかりますように!
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